箴言 17章

目次  第16章  第18章

17 1 一切れのかわいたパンがあって、平和であるのは、ごちそうと争いに満ちた家にまさる。
17 2 思慮のあるしもべは、恥知らずの子を治め、その兄弟たちの間にあって、資産の分け前を受け継ぐ。
17 3 銀にはるつぼ、金には炉、人の心をためすのは主。
17 4 悪を行なう者は邪悪なくちびるに聞き入り、偽り者は人を傷つける舌に耳を傾ける。
17 5 貧しい者をあざける者は自分の造り主をそしる。人の災害を喜ぶ者は罰を免れない。
17 6 孫たちは老人の冠、子らの光栄は彼らの父である。
17 7 すぐれたことばは、しれ者にふさわしくない。偽りのくちびるは、高貴な人にはなおさらふさわしくない。
17 8 わいろは、その贈り主の目には宝石、その向かう所、どこにおいても、うまくいく。
17 9 そむきの罪をおおう者は、愛を追い求める者。同じことを繰り返して言う者は、親しい友を離れさせる。
17 10 悟りのある者を一度責めることは、愚かな者を百度むち打つよりもききめがある。
17 11 ただ逆らうことだけを求める悪人には、残忍な使者が送られる。
17 12 愚かさにふけっている愚かな者に会うよりは、子を奪われた雌熊に会うほうがましだ。
17 13 善に代えて悪を返すなら、その家から悪が離れない。
17 14 争いの初めは水が吹き出すようなものだ。争いが起こらないうちに争いをやめよ。
17 15 悪者を正しいと認め、正しい者を悪いとする、この二つを、主は忌みきらう。
17 16 愚かな者が思慮もないのに、知恵を買おうとして、手に代金を持っている。これはいったいどうしたことか。
17 17 友はどんなときにも愛するものだ。兄弟は苦しみを分け合うために生まれる。
17 18 思慮に欠けている者はすぐ誓約をして、隣人の前で保証人となる。
17 19 そむきの罪を愛する者はけんかを愛する。自分の門を高くする者は破滅を求める。
17 20 心の曲がった者は幸いを見つけない。偽りを口にする者はわざわいに陥る。
17 21 愚かな者を生む者には悲しみがあり、しれ者の父には喜びがない。
17 22 陽気な心は健康を良くし、陰気な心は骨を枯らす。
17 23 悪者は人のふところからわいろを受け、さばきの道を曲げる。
17 24 悟りのある者はその顔を知恵に向け、愚かな者は目を地の果てに注ぐ。
17 25 愚かな子はその父の憂い、これを産んだ母の痛みである。
17 26 正しい人に罰金を科し、高貴な人をその正しさのゆえにむち打つのは、どちらもよくない。
17 27 自分のことばを控える者は知識に富む者。心の冷静な人は英知のある者。
17 28 愚か者でも、黙っていれば、知恵のある者と思われ、そのくちびるを閉じていれば、悟りのある者と思われる。

第18章