箴言 7章

目次  第6章  第8章

7 1 わが子よ。私のことばを守り、私の命令をあなたのうちにたくわえよ。
7 2 私の命令を守って、生きよ。私のおしえを、あなたのひとみのように守れ。
7 3 それをあなたの指に結び、あなたの心の板に書きしるせ。
7 4 知恵に向かって、「あなたは私の姉妹だ。」と言い、悟りを「身内の者。」と呼べ。
7 5 それは、あなたを他人の妻から守り、ことばのなめらかな見知らぬ女から守るためだ。
7 6 私が私の家の窓の格子窓から見おろして、
7 7 わきまえのない者たちを見ていると、若者のうちに、思慮に欠けたひとりの若い者のいるのを認めた。
7 8 彼は女の家への曲がりかどに近い通りを過ぎ行き、女の家のほうに歩いて行った。
7 9 それは、たそがれの、日の沈むころ、夜がふける、暗やみのころだった。
7 10 すると、遊女の装いをした心にたくらみのある女が彼を迎えた。
7 11 この女は騒がしくて、御しにくく、その足は自分の家にとどまらず、
7 12 あるときは通りに、あるときは市場にあり、あるいは、あちこちの町かどに立って待ち伏せる。
7 13 この女は彼をつかまえて口づけし、臆面もなく彼に言う。
7 14 「和解のいけにえをささげて、きょう、私の誓願を果たしました。
7 15 それで私はあなたに会いに出て来たのです。あなたを捜して、やっとあなたを見つけました。
7 16 私は長いすに敷き物を敷き、あや織りのエジプトの亜麻布を敷き、
7 17 没薬、アロエ、肉桂で、私の床をにおわせました。
7 18 さあ、私たちは朝になるまで、愛に酔いつぶれ、愛撫し合って楽しみましょう。
7 19 夫は家にいません。遠くへ旅に出ていますから。
7 20 金の袋を持って出ました。満月になるまでは帰って来ません。」と。
7 21 女はくどき続けて彼を惑わし、へつらいのくちびるで彼をいざなう。
7 22 彼はほふり場に引かれる牛のように、愚か者を懲らしめるための足かせのように、ただちに女につき従い、
7 23 ついには、矢が肝を射通し、鳥がわなに飛び込むように、自分のいのちがかかっているのを知らない。
7 24 子どもらよ。今、私に聞き従い、私の言うことに心を留めよ。
7 25 あなたの心は、彼女の道に迷い込んではならない。その通り道に迷ってはならない。
7 26 彼女は多くの者を切り倒した。彼女に殺された者は数えきれない。
7 27 彼女の家はよみへの道、死の部屋に下って行く。

第8章