箴言 6章

目次  第5章  第7章

6 1 わが子よ。もし、あなたが隣人のために保証人となり、他国人のために誓約をし、
6 2 あなたの口のことばによって、あなた自身がわなにかかり、あなたの口のことばによって、捕えられたなら、
6 3 わが子よ、そのときにはすぐこうして、自分を救い出すがよい。あなたは隣人の手に陥ったのだから、行って、伏して隣人にしつこくせがむがよい。
6 4 あなたの目を眠らせず、あなたのまぶたをまどろませず。
6 5 かもしかが狩人の手からのがれるように、鳥が鳥を取る者の手からのがれるように自分を救い出せ。
6 6 なまけ者よ。蟻のところへ行き、そのやり方を見て、知恵を得よ。
6 7 蟻には首領もつかさも支配者もいないが、
6 8 夏のうちに食物を確保し、刈り入れ時に食糧を集める。
6 9 なまけ者よ。いつまで寝ているのか。いつ目をさまして起きるのか。
6 10 しばらく眠り、しばらくまどろみ、しばらく手をこまねいて、また休む。
6 11 だから、あなたの貧しさは浮浪者のように、あなたの乏しさは横着者のようにやって来る。
6 12 よこしまな者や不法の者は、曲がったことを言って歩き回り、
6 13 目くばせをし、足で合図し、指でさし、
6 14 そのねじれた心は、いつも悪を計り、争いをまき散らす。
6 15 それゆえ、災害は突然やって来て、彼はたちまち滅ぼされ、いやされることはない。
6 16 主の憎むものが六つある。いや、主ご自身の忌みきらうものが七つある。
6 17 高ぶる目、偽りの舌、罪のない者の血を流す手、
6 18 邪悪な計画を細工する心、悪へ走るに速い足、
6 19 まやかしを吹聴する偽りの証人、兄弟の間に争いをひき起こす者。
6 20 わが子よ。あなたの父の命令を守れ。あなたの母の教えを捨てるな。
6 21 それをいつも、あなたの心に結び、あなたの首の回りに結びつけよ。
6 22 これは、あなたが歩くとき、あなたを導き、あなたが寝るとき、あなたを見守り、あなたが目ざめるとき、あなたに話しかける。
6 23 命令はともしびであり、おしえは光であり、訓戒のための叱責はいのちの道であるからだ。
6 24 これはあなたを悪い女から守り、見知らぬ女のなめらかな舌から守る。
6 25 彼女の美しさを心に慕うな。そのまぶたに捕えられるな。
6 26 遊女はひとかたまりのパンで買えるが、人妻は尊いいのちをあさるからだ。
6 27 人は火をふところにかき込んで、その着物が焼けないだろうか。
6 28 また人が、熱い火を踏んで、その足が焼けないだろうか。
6 29 隣の人の妻と姦通する者は、これと同じこと、その女に触れた者はだれでも罰を免れない。
6 30 盗人が飢え、自分の飢えを満たすために盗んだとしたら、人々はその者をさげすまないであろうか。
6 31 もし、つかまえられたなら、彼は七倍を償い、自分の家の財産をことごとく与えなければならない。
6 32 女と姦通する者は思慮にかけている。これを行なう者は自分自身を滅ぼす。
6 33 彼は傷と恥辱とを受けて、そのそしりを消し去ることができない。
6 34 嫉妬が、その夫を激しく憤らせて、夫が復讐するとき、彼を容赦しないからだ。
6 35 彼はどんな償い物も受けつけず、多くの贈り物をしても、彼は和らがない。

第7章