ヨブ記 16章

目次  第15章  第17章

16 1 ヨブは答えて言った。
16 2 そのようなことを、私は何度も聞いた。あなたがたはみな、煩わしい慰め手だ。
16 3 むなしいことばに終わりがあろうか。あなたは何に興奮して答えるのか。
16 4 私もまた、あなたがたのように語ることができる。もし、あなたがたが私の立場にあったなら、私はことばを連ねてあなたがたを攻撃し、あなたがたに向かって、頭を振ったことだろう。
16 5 私は口先だけであなたがたを強くし、私のくちびるでの慰めをやめなかったことだろう。
16 6 たとい、私が語っても、私の痛みは押えられない。たとい、私が忍んでも、どれだけ私からそれが去るだろう。
16 7 まことに神は今、私を疲れさせた。あなたは私の仲間の者をことごとく荒らされました。
16 8 あなたは私を、つかみました。私のやせ衰えた姿が、証人となり、私に向かって立ち、面と向かって答えをします。
16 9 神は怒って私を引き裂き、私を攻めたて、私に向かって歯ぎしりした。私の敵は私に向かって目をぎらつかせる。
16 10 彼らは私に向かって口を大きくあけ、そしって私の頬を打ち、相集まって私を攻める。
16 11 神は私を小僧っ子に渡し、悪者の手に投げ込まれる。
16 12 私は安らかな身であったが、神は私を打ち砕き、私の首をつかまえて粉々にし、私を立ててご自分の的とされた。
16 13 その射手たちは私を巡り囲み、神は私の内臓を容赦なく射抜き、私の胆汁を地に流した。
16 14 神は私を打ち破って、破れに破れを加え、勇士のように私に向かって馳せかかる。
16 15 私は荒布をはだに縫いつけ、私の角をちりの中に突き刺した。
16 16 私の顔は泣いて赤くなり、私のまぶたには死の陰がある。
16 17 しかし、私の手には暴虐がなく、私の祈りはきよい。
16 18 地よ。私の血をおおうな。私の叫びに休み場所を与えるな。
16 19 今でも天には、私の証人がおられます。私を保証してくださる方は高い所におられます。
16 20 私の友は私をあざけります。しかし、私の目は神に向かって涙を流します。
16 21 その方が、人のために神にとりなしをしてくださいますように。人の子がその友のために。
16 22 数年もたてば、私は帰らぬ旅路につくからです。

第17章