ヨブ記 14章

目次  第13章  第15章

14 1 女から生まれた人間は、日が短く、心がかき乱されることでいっぱいです。
14 2 花のように咲き出ては切り取られ、影のように飛び去ってとどまりません。
14 3 あなたはこのような者にさえ、あなたの目を開き、私をご自身とともに、さばきの座に連れて行かれるのですか。
14 4 だれが、きよい物を汚れた物から出せましょう。だれひとり、できません。
14 5 もし、彼の日数が限られ、その月の数もあなたが決めておられ、越えることのできない限界を、あなたが定めておられるなら、
14 6 彼から目をそらして、かまわないでください。そうすれば、彼は日雇人のように自分の日を楽しむでしょう。
14 7 木には望みがある。たとい切られても、また芽を出し、その若枝は絶えることがない。
14 8 たとい、その根が地中で老い、その根株が土の中で枯れても、
14 9 水分に出会うと芽をふき、苗木のように枝を出す。
14 10 しかし、人間は死ぬと、倒れたきりだ。人は、息絶えると、どこにいるか。
14 11 水は海から消え去り、川は干上がり、かれる。
14 12 人は伏して起き上がらず、天がなくなるまで目ざめず、また、その眠りから起きない。
14 13 ああ、あなたが私をよみに隠し、あなたの怒りが過ぎ去るまで私を潜ませ、私のために時を定め、私を覚えてくださればよいのに。
14 14 人が死ぬと、生き返るでしょうか。私の苦役の日の限り、私の代わりの者が来るまで待ちましょう。
14 15 あなたが呼んでくだされば、私は答えます。あなたはご自分の手で造られたものを慕っておられるでしょう。
14 16 今、あなたは私の歩みを数えておられますが、私の罪に目を留めず、
14 17 私のそむきの罪を袋の中に封じ込め、私の咎をおおってください。
14 18 しかし、山は倒れてくずれ去り、岩もその所から移される。
14 19 水は石をうがち、大水は地の泥を押し流す。そのようにあなたは人の望みを絶ち滅ぼされます。
14 20 あなたは、いつまでも人を打ち負かすので、人は過ぎ去って行きます。あなたは彼の顔を変えて、彼を追いやられます。
14 21 自分の子らが尊ばれても、彼にはそれがわからず、彼らが卑しめられても、彼には見分けがつきません。
14 22 ただ、彼は自分の肉の痛みを覚え、そのたましいは自分のために嘆くだけです。

第15章