ヨブ記 13章

目次  第12章  第14章

13 1 見よ。私の目はこれをことごとく見た。私の耳はこれを聞いて悟った。
13 2 あなたがたの知っていることは私も知っている。私はあなたがたに劣っていない。
13 3 だが、私は全能者に語りかけ、神と論じ合ってみたい。
13 4 しかし、あなたがたは偽りをでっちあげる者、あなたがたはみな、能なしの医者だ。
13 5 ああ、あなたがたが全く黙っていたら、それがあなたがたの知恵であったろうに。
13 6 さあ、私の論ずるところを聞き、私のくちびるの訴えに耳を貸せ。
13 7 あなたがたは神の代わりに、なんと、不正を言うのか。神の代わりに、欺きを語るのか。
13 8 神の顔を、あなたがたは立てるつもりなのか。神の代わりに言い争うのか。
13 9 神があなたがたを調べても、大丈夫か。あなたがたは、人が人を欺くように、神を欺こうとするのか。
13 10 もし、あなたがたが隠れて自分の顔を立てようとするなら、神は必ずあなたがたを責める。
13 11 神の威厳はあなたがたを震え上がらせないだろうか。その恐れがあなたがたを襲わないだろうか。
13 12 あなたがたの格言は灰のことわざだ。あなたがたの盾は粘土の盾だ。
13 13 黙れ。私にかかわり合うな。この私が話そう。何が私にふりかかってもかまわない。
13 14 それゆえ、私は自分の肉を自分の歯にのせ、私のいのちを私の手に置こう。
13 15 見よ。神が私を殺しても、私は神を待ち望み、なおも、私の道を神の前に主張しよう。
13 16 神もまた、私の救いとなってくださる。神を敬わない者は、神の前に出ることができないからだ。
13 17 あなたがたは私の言い分をよく聞け。私の述べることをあなたがたの耳に入れよ。
13 18 今、私は訴えを並べたてる。私が義とされることを私は知っている。
13 19 私と論争する者はいったいだれだ。もしあれば、そのとき、私は黙って息絶えよう。
13 20 ただ二つの事を私にしないでください。そうすれば、私は御顔を避けて隠れません。
13 21 あなたの手を私の上から遠ざけてください。あなたの恐ろしさで私をおびえさせないでください。
13 22 呼んでください。私は答えます。あるいは、私に言わせ、あなたが私に答えてください。
13 23 私の不義と罪とはどれほどでしょうか。私のそむきの罪と咎とを私に知らせてください。
13 24 なぜ、あなたは御顔を隠し、私をあなたの敵とみなされるのですか。
13 25 あなたは吹き散らされた木の葉をおどし、かわいたわらを追われるのですか。
13 26 実にあなたは私に対してひどい宣告を書きたて、私の若い時の咎を私に受け継がせようとされます。
13 27 あなたは私の足にかせをはめ、私の歩く小道をことごとく見張り、私の足跡にしるしをつけられます。
13 28 そのような者は、腐った物のように朽ち、しみが食い尽くす着物のようになります。

第14章