ヨブ記 11章

目次  第10章  第12章

11 1 ナアマ人ツォファルが答えて言った。
11 2 ことば数が多ければ、言い返しがないであろうか。舌の人が義とされるのだろうか。
11 3 あなたのおしゃべりは人を黙らせる。あなたはあざけるが、だれもあなたを恥じさせる者がない。
11 4 あなたは言う。「私の主張は純粋だ。あなたの目にも、きよい。」と。
11 5 ああ、神がもし語りかけ、あなたに向かってくちびるを開いてくださったなら、
11 6 神は知恵の奥義をあなたに告げ、すぐれた知性を倍にしてくださるものを。知れ。神はあなたのために、あなたの罪を忘れてくださることを。
11 7 あなたは神の深さを見抜くことができようか。全能者の極限を見つけることができようか。
11 8 それは天よりも高い。あなたに何ができよう。それはよみよりも深い。あなたが何を知りえよう。
11 9 それを計れば、地よりも長く、海よりも広い。
11 10 もし、神が通り過ぎ、あるいは閉じ込め、あるいは呼び集めるなら、だれがそれを引き止めえようか。
11 11 神は不真実な者どもを知っておられる。神はその悪意を見て、これに気がつかないであろうか。
11 12 無知な人間も賢くなり、野ろばの子も、人として生まれる。
11 13 もし、あなたが心を定め、あなたの手を神に向かって差し伸べるなら、
11 14 ――あなたの手に悪があれば、それを捨て、あなたの天幕に不正を住まわせるな。――
11 15 そうすれば、あなたは必ず、汚れのないあなたの顔を上げることができ、堅く立って恐れることがない。
11 16 こうしてあなたは労苦を忘れ、流れ去った水のように、これを思い出そう。
11 17 あなたの一生は真昼よりも輝き、暗くても、それは朝のようになる。
11 18 望みがあるので、あなたは安らぎ、あなたは守られて、安らかに休む。
11 19 あなたが横たわっても、だれもあなたを脅かさない。多くの者があなたの好意を求める。
11 20 しかし悪者どもの目は衰え果て、彼らは逃げ場を失う。彼らの望みは、あえぐ息に等しい。

第12章