ヨブ記 4章

目次  第3章  第5章

4 1 すると、テマン人エリファズが話しかけて言った。
4 2 もし、だれかがあなたにあえて語りかけたら、あなたはそれに耐えられようか。しかし、だれが黙っておられよう。
4 3 見よ。あなたは多くの人を訓戒し、弱った手を力づけた。
4 4 あなたのことばはつまずく者を起こし、くずおれるひざをしっかり立たせた。
4 5 だが、今これがあなたにふりかかると、あなたは、これに耐えられない。これがあなたを打つと、あなたはおびえている。
4 6 あなたが神を恐れていることはあなたの確信ではないか。あなたの望みはあなたの潔白な行ないではないか。
4 7 さあ思い出せ。だれか罪がないのに滅びた者があるか。どこに正しい人で絶たれた者があるか。
4 8 私の見るところでは、不幸を耕し、害毒を蒔く者が、それを刈り取るのだ。
4 9 彼らは神のいぶきによって滅び、その怒りの息によって消えうせる。
4 10 獅子のほえる声、たける獅子の声は共にやみ、若い獅子のきばも砕かれる。
4 11 雄獅子は獲物がなくて滅び、雌獅子の子らは散らされる。
4 12 一つのことばが私に忍び寄り、そのささやきが私の耳を捕えた。
4 13 夜の幻で思い乱れ、深い眠りが人々を襲うとき、
4 14 恐れとおののきが私にふりかかり、私の骨々は、わなないた。
4 15 そのとき、一つの霊が私の顔の上を通り過ぎ、私の身の毛がよだった。
4 16 それは立ち止まったが、私はその顔だちを見分けることができなかった。しかし、その姿は、私の目の前にあった。静寂…、そして私は一つの声を聞いた。
4 17 人は神の前に正しくありえようか。人はその造り主の前にきよくありえようか。
4 18 見よ。神はご自分のしもべさえ信頼せず、その御使いたちにさえ誤りを認められる。
4 19 まして、ちりの中に土台を据える泥の家に住む者はなおさらのことである。彼らはしみのようにたやすく押しつぶされ、
4 20 彼らは朝から夕方までに打ち砕かれ、永遠に滅ぼされて、だれも顧みない。
4 21 彼らの幕屋の綱も彼らのうちから取り去られないであろうか。彼らは知恵がないために死ぬ。

第5章