ヨブ記 3章

目次  第2章  第4章

3 1 その後、ヨブは口を開いて自分の生まれた日をのろった。
3 2 ヨブは声を出して言った。
3 3 私の生まれた日は滅びうせよ。「男の子が胎に宿った。」と言ったその夜も。
3 4 その日はやみになれ。神もその日を顧みるな。光もその上を照らすな。
3 5 やみと暗黒がこれを取り戻し、雲がこの上にとどまれ。昼を暗くするものもそれをおびやかせ。
3 6 その夜は、暗やみがこれを奪い取るように。これを年の日のうちで喜ばせるな。月の数のうちにも入れるな。
3 7 ああ、その夜は、はらむことのないように。その夜には喜びの声も起こらないように。
3 8 日をのろう者、レビヤタンを呼び起こせる者がこれをのろうように。
3 9 その夜明けの星は暗くなれ。光を待ち望んでも、それはなく、暁のまぶたのあくのを見ることがないように。
3 10 それは、私の母の胎の戸が閉じられず、私の目から苦しみが隠されなかったからだ。
3 11 なぜ、私は、胎から出たとき、死ななかったのか。なぜ、私は、生まれ出たとき、息絶えなかったのか。
3 12 なぜ、ひざが私を受けたのか。なぜ、私の吸う乳房があったのか。
3 13 今ごろ、私は安らかに横になり、眠って休み、
3 14 自分たちのためにあの廃墟を築いたこの世の王たち、また議官たち、
3 15 あるいは黄金を持ち、自分の家を銀で満たした首長たちといっしょにいたことであろうに。
3 16 それとも、私は、ひそかにおろされた流産の子のよう、光を見なかった嬰児のようでなかったのか。
3 17 かしこでは、悪者どもはいきりたつのをやめ、かしこでは、力のなえた者はいこい、
3 18 捕われ人も共に休み、追い使う者の声も聞かない。
3 19 かしこでは、下の者も上の者も同じで、奴隷も主人から解き放たれる。
3 20 なぜ、苦しむ者に光が与えられ、心の痛んだ者にいのちが与えられるのだろう。
3 21 死を待ち望んでも、死は来ない。それを掘り求めても、隠された宝を掘り求めるのにすぎないとは。
3 22 彼らは墓を見つけると、なぜ、歓声をあげて喜び、楽しむのだろう。
3 23 神が囲いに閉じ込めて、自分の道が隠されている人に、なぜ、光が与えられるのだろう。
3 24 実に、私には食物の代わりに嘆きが来て、私のうめき声は水のようにあふれ出る。
3 25 私の最も恐れたものが、私を襲い、私のおびえたものが、私の身にふりかかったからだ。
3 26 私には安らぎもなく、休みもなく、いこいもなく、心はかき乱されている。

第4章