創世記 11章

目次  第10章  第12章

11 1 さて、全地は一つのことば、一つの話しことばであった。
11 2 そのころ、人々は東のほうから移動して来て、シヌアルの地に平地を見つけ、そこに定住した。
11 3 彼らは互いに言った。「さあ、れんがを作ってよく焼こう。」彼らは石の代わりにれんがを用い、粘土の代わりに瀝青を用いた。
11 4 そのうちに彼らは言うようになった。「さあ、われわれは町を建て、頂が天に届く塔を建て、名をあげよう。われわれが全地に散らされるといけないから。」
11 5 そのとき主は人間の建てた町と塔をご覧になるために降りて来られた。
11 6 主は仰せになった。「彼らがみな、一つの民、一つのことばで、このようなことをし始めたのなら、今や彼らがしようと思うことで、とどめられることはない。
11 7 さあ、降りて行って、そこでの彼らのことばを混乱させ、彼らが互いにことばが通じないようにしよう。」
11 8 こうして主は人々を、そこから地の全面に散らされたので、彼らはその町を建てるのをやめた。
11 9 それゆえ、その町の名はバベルと呼ばれた。主が全地のことばをそこで混乱させたから、すなわち、主が人々をそこから地の全面に散らしたからである。
11 10 これはセムの歴史である。セムは百歳のとき、すなわち大洪水の二年後にアルパクシャデを生んだ。
11 11 セムはアルパクシャデを生んで後、五百年生き、息子、娘たちを生んだ。
11 12 アルパクシャデは三十五年生きて、シェラフを生んだ。
11 13 アルパクシャデはシェラフを生んで後、四百三年生き、息子、娘たちを生んだ。
11 14 シェラフは三十年生きて、エベルを生んだ。
11 15 シェラフはエベルを生んで後、四百三年生き、息子、娘たちを生んだ。
11 16 エベルは三十四年生きて、ペレグを生んだ。
11 17 エベルはペレグを生んで後、四百三十年生き、息子、娘たちを生んだ。
11 18 ペレグは三十年生きて、レウを生んだ。
11 19 ペレグはレウを生んで後、二百九年生き、息子、娘たちを生んだ。
11 20 レウは三十二年生きて、セルグを生んだ。
11 21 レウはセルグを生んで後、二百七年生き、息子、娘たちを生んだ。
11 22 セルグは三十年生きて、ナホルを生んだ。
11 23 セルグはナホルを生んで後、二百年生き、息子、娘たちを生んだ。
11 24 ナホルは二十九年生きて、テラを生んだ。
11 25 ナホルはテラを生んで後、百十九年生き、息子、娘たちを生んだ。
11 26 テラは七十年生きて、アブラムとナホルとハランを生んだ。
11 27 これはテラの歴史である。テラはアブラム、ナホル、ハランを生み、ハランはロトを生んだ。
11 28 ハランはその父テラの存命中、彼の生まれ故郷であるカルデヤ人のウルで死んだ。
11 29 アブラムとナホルは妻をめとった。アブラムの妻の名はサライであった。ナホルの妻の名はミルカといって、ハランの娘であった。ハランはミルカの父で、またイスカの父であった。
11 30 サライは不妊の女で、子どもがなかった。
11 31 テラは、その息子アブラムと、ハランの子で自分の孫のロトと、息子のアブラムの妻である嫁のサライとを伴い、彼らはカナンの地に行くために、カルデヤ人のウルからいっしょに出かけた。しかし、彼らはカランまで来て、そこに住みついた。
11 32 テラの一生は二百五年であった。テラはカランで死んだ。

第12章