創世記 2章

目次  第1章  第3章

2 1 こうして、天と地とそのすべての万象が完成された。
2 2 それで神は、第七日目に、なさっていたわざの完成を告げられた。すなわち、第七日目に、なさっていたすべてのわざを休まれた。
2 3 神はその第七日目を祝福し、この日を聖であるとされた。それは、その日に、神がなさっていたすべての創造のわざを休まれたからである。
2 4 これは天と地が創造されたときの経緯である。神である主が地と天を造られたとき、
2 5 地には、まだ一本の野の潅木もなく、まだ一本の野の草も芽を出していなかった。それは、神である主が地上に雨を降らせず、土地を耕す人もいなかったからである。
2 6 ただ、霧が地から立ち上り、土地の全面を潤していた。
2 7 その後、神である主は、土地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。そこで、人は、生きものとなった。
2 8 神である主は、東の方エデンに園を設け、そこに主の形造った人を置かれた。
2 9 神である主は、その土地から、見るからに好ましく食べるのに良いすべての木を生えさせた。園の中央には、いのちの木、それから善悪の知識の木とを生えさせた。
2 10 一つの川が、この園を潤すため、エデンから出ており、そこから分かれて、四つの源となっていた。
2 11 第一のものの名はピションで、それはハビラの全土を巡って流れ、そこには金があった。
2 12 その地の金は、良質で、また、そこには、ブドラフとしまめのうもある。
2 13 第二の川の名はギホンで、クシュの全土を巡って流れる。
2 14 第三の川の名はヒデケルで、それはアシュルの東を流れる。第四の川、それはユーフラテスである。
2 15 神である主は、人を取り、エデンの園に置き、そこを耕させ、またそこを守らせた。
2 16 神である主は、人に命じて仰せられた。「あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。
2 17 しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるその時、あなたは必ず死ぬ。」
2 18 その後、神である主は仰せられた。「人が、ひとりでいるのは良くない。わたしは彼のために、彼にふさわしい助け手を造ろう。」
2 19 神である主が、土からあらゆる野の獣と、あらゆる空の鳥を形造られたとき、それにどんな名を彼がつけるかを見るために、人のところに連れて来られた。人が、生き物につける名は、みな、それが、その名となった。
2 20 こうして人は、すべての家畜、空の鳥、野のあらゆる獣に名をつけたが、人にはふさわしい助け手が、見あたらなかった。
2 21 そこで神である主が、深い眠りをその人に下されたので彼は眠った。それで、彼のあばら骨の一つを取り、そのところの肉をふさがれた。
2 22 こうして神である主は、人から取ったあばら骨を、ひとりの女に造り上げ、その女を人のところに連れて来られた。
2 23 すると人は言った。「これこそ、今や、私の骨からの骨、私の肉からの肉。これを女と名づけよう。これは男から取られたのだから。」
2 24 それゆえ、男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである。
2 25 そのとき、人とその妻は、ふたりとも裸であったが、互いに恥ずかしいと思わなかった。

第3章