歴代誌 第一 11章

目次  第10章  第12章

11 1 全イスラエルは、ヘブロンのダビデのもとに集まって来て言った。「ご覧のとおり、私たちはあなたの骨肉です。
11 2 これまで、サウルが王であった時でさえ、イスラエルを動かしていたのは、あなたでした。しかもあなたの神、主は、あなたに言われました。『あなたがわたしの民イスラエルを牧し、あなたがわたしの民イスラエルの君主となる。』」
11 3 イスラエルの全長老がヘブロンの王のもとに来たとき、ダビデは、ヘブロンで主の前に彼らと契約を結び、彼らは、サムエルによる主のことばのとおりに、ダビデに油をそそいでイスラエルの王とした。
11 4 ダビデと全イスラエルがエルサレム――それはエブスのことで、そこには、この地の住民エブス人がいた。――に行ったとき、
11 5 エブスの住民はダビデに言った。「あなたはここに来ることはできない。」しかし、ダビデはシオンの要害を攻め取った。これがダビデの町である。
11 6 そのとき、ダビデは言った。「だれでも真先にエブス人を打つ者をかしらとし、つかさとしよう。」ツェルヤの子ヨアブが真先に上って行ったので、彼がかしらとなった。
11 7 こうしてダビデはこの要害を住まいとした。このため、これはダビデの町と呼ばれた。
11 8 彼は、ミロから周辺に至るまで、町の周囲を建て上げ、町の他の部分はヨアブが再建した。
11 9 ダビデはますます大いなる者となり、万軍の主が彼とともにおられた。
11 10 ダビデの勇士のかしらたちは次のとおりである。彼らは、彼とともに全イスラエルに対する彼の王権を強固にし、イスラエルについての主のことばのとおりに、彼を王とした人々である。
11 11 ダビデの勇士たちの名簿は次のとおりである。補佐官のかしら、ハクモニの子ヤショブアム。彼は槍をふるって一度に三百人を刺し殺した。
11 12 彼の次は、アホアハ人ドドの子エルアザル。彼は三勇士のひとりであった。
11 13 彼はダビデとともにパス・ダミムにいた。ペリシテ人はそこに集まって来て戦いをいどんだ。そこには大麦の密生した一つの畑があり、民はペリシテ人の前から逃げたが、
11 14 彼らはその畑の真中に踏みとどまって、これを救い、ペリシテ人を打ち殺した。こうして、主は大勝利を収められた。
11 15 三十人のうちのこの三人は、岩場にあるアドラムのほら穴にいるダビデのところに下って来た。ペリシテ人の陣営は、レファイムの谷に張られていた。
11 16 そのとき、ダビデは要害におり、ペリシテ人の守備隊長はそのとき、ベツレヘムにいた。
11 17 ダビデはしきりに望んで言った。「だれか、ベツレヘムの門にある井戸の水を飲ませてくれたらなあ。」
11 18 すると、この三人は、ペリシテ人の陣営を突き抜けて、ベツレヘムの門にある井戸から水を汲み、それを携えてダビデのところに持って来た。ダビデはそれを飲もうとはせず、それを注いで主にささげて、
11 19 言った。「そんなことをするなど、わが神の御前に、絶対にできません。これらいのちをかけた人たちの血が、私に飲めましょうか。彼らはいのちをかけてこれを運んで来たのです。」彼は、それを飲もうとはしなかった。三勇士は、このようなことをしたのである。
11 20 ヨアブの兄弟アブシャイ、彼は三人のかしらであった。彼は槍をふるって三百人に向かい、これを刺し殺したが、あの三人の中には、その名がなかった。
11 21 彼は三人の中で最も誉れが高かった。そこで彼らの長になった。しかし、あの三人には及ばなかった。
11 22 エホヤダの子ベナヤは、カブツェエルの出で、多くのてがらを立てた力ある人であった。彼は、モアブのふたりの英雄を打ち殺した。また、ある雪の日に、ほら穴の中に降りて行って雄獅子を打ち殺した。
11 23 彼はまた、あのエジプト人――背の高い男で、五キュビトあった。――を打ち殺した。このエジプト人は、手に機織りの巻き棒に似た槍を持っていた。彼は杖を持ってその男のところに下って行き、エジプト人の手から槍をもぎ取って、その槍で彼を殺した。
11 24 エホヤダの子ベナヤは、これらのことをして、三勇士とともに名をあげた。
11 25 彼は、実に、あの三十人の中で最も誉れが高かったが、あの三人には及ばなかった。ダビデは彼を自分の護衛長にした。
11 26 勇士たちは、ヨアブの兄弟アサエル。ベツレヘムの出のドドの子エルハナン。
11 27 ハロリ人シャモテ。ペロニ人ヘレツ。
11 28 テコア人イケシュの子イラ。アナトテ人アビエゼル。
11 29 フシャ人シベカイ。アホアハ人イライ。
11 30 ネトファ人マフライ。ネトファ人バアナの子ヘレデ。
11 31 ギブアの出のベニヤミン族リバイの子イタイ。ピルアトン人ベナヤ。
11 32 ガアシュの谷の出のフライ。アラバ人アビエル。
11 33 バハルム人アズマベテ。シャアルビム人エルヤフバ。
11 34 ギゾ人ハシェムの子ら。ハラル人シャゲの子ヨナタン。
11 35 ハラル人サカルの子アヒアム。ウルの子エリファル。
11 36 メケラ人ヘフェル。ペロニ人アヒヤ。
11 37 カルメル人ヘツロ。エズバイの子ナアライ。
11 38 ナタンの兄弟ヨエル。ハグリの子ミブハル。
11 39 アモン人ツェレク。ツェルヤの子ヨアブの道具持ちベロテ人ナフライ。
11 40 エテル人イラ。エテル人ガレブ。
11 41 ヘテ人ウリヤ。アフライの子ザバデ。
11 42 ルベン人シザの子アディナ、すなわちルベン人のかしらで、三十人の上に立つ者であった。
11 43 マアカの子ハナン。ミテニ人ヨシャパテ。
11 44 アシュタロテ人ウジヤ。アロエル人ホタムの子らシャマとエイエル。
11 45 ティツ人シムリの子エディアエルとその兄弟ヨハ。
11 46 マハビム人エリエル。エルナアムの子らエリバイとヨシャブヤ。モアブ人イテマ。
11 47 エリエル、オベデ。それにメツォバヤ人ヤアシエル。

第12章